日本全国10mメッシュ標高データ

以前、日本列島がナマズの上にのっかっている絵を見て、それを3DCGで描きたいと思って250mメッシュ標高データを買った事がある。たしか7千円位だったはずだ。たくさんのエリアが各々1ファイルになってデータがあって、1エリアの描画をさせるプログラムは出来たものの、エリアの境界のデータは接するエリアの片方にしか無いので、エリアとエリアを跨ぐところで手間取って結局は完成せず放置していた。

最近になって戦国時代の城を3次元マップに石垣や櫓や曲輪などをCGで作成したら面白いだろうと思い、再度挑戦しようと先ずは現状の標高データを検索してみたら、なんと10mメッシュ標高データは全国版が提供され、5mメッシュ標高データさえも都市部限定ながら提供され始めている。しかもそれらが無料だ・・・良い時代になったものだ。
ファイルのフォーマットは変更されているのでプログラムは以前のは使えない。もっとも以前のはVB6で作って、今回はC#で作るから同じ事だが。みたところエリアを跨ぐデータ構造ではないので、以前のような苦労は無さそうだ。やり方はC#で座標をShade10.5のスクリプトで描かせるテキストを作成して、shade10.5で実行する。
試しに作成してみたのだが、10mメッシュでは何時までたっても処理が終わらず、50mメッシュで描かせるとデータは作成するもののレンダリングしようとするとメモリが足らないと実行出来ない。OSのメモリ状況ではトータルで66%しか使用していないので、物理的にメモリが足らない訳でも無さそうだ。流石に250mメッシュだと問題ない。使用している環境が4年前のノートで32bit環境だから、バージョンアップ購入を決めたshade11をPhneomIIx4のメモリ8GBあるwindows7 64bitでRadeon5850なメインPCを使えば違うかもしれない。

250mメッシュで描いた富士山。流石に余りきれいではない。

こちらは50mメッシュで描いた富士山。これ以上はレンダリングはおろかデータの全選択さえも出来ないので画面キャプチャしたもの。50mでこれなら10mだとそうとう詳細に描けそうだ。



shade11はそんなに魅力ある機能は無いが、所有のshade9 proだとshade12が出た時にバージョンアップ対象外になってしまうのでしょうがない。ちなみにメッシュ標高作成に使ったのはshade10.5 basicで、shade9proをshade10proにバージョンアップするのを見送った代わりに買ったものだ。pro版ぐらい高価なソフトならハードウエア起動キー方式にしてくれれば、複数台のパソコンで使えるようになるのだけど。shadeの最大サポートcpu数は8個なので、来年のインテルの物理cpu6個・論理12個が出てくるとcpuが余ってしまうので、それまでには微アップデートがありそうだが、出来ればGPUレンダリング出来る様にしてもらいたいものだ。