ヒルベルト変換の情報量の少なさに躓きかける

年末に行った仕事を年明けに行うが、面倒なのが自由減衰波形からの減衰波形の算出で、前回はエクセル上でピーク値を読んで対数減衰率を出していた。減衰率を出す仕事は滅多に無いが、今回は時間があるので今後の為にも勉強の為にもプログラムを作る。やり方は前回と同じく減衰波形のピーク値の振幅から出す方法と、ヒルベルト変換から出す方法だ。

使うのはLabviewだ。Scilabではピーク値を出す方法が判らない。Labviewにはピーク値を出す関数もヒルベルト変換の関数も最初から持っているので、既存のプログラムを改良すれば楽勝だと思いきや結構苦労した。先ず、ピーク値を出す関数は近似曲線より出したピークなので実際のピークではない。また、ヒルベルト変換の結果も、思っていた結果と違う。
ピークの方は、閾値を超える場所を返す関数から作り上げた。ヒルベルト変換の方は余りネットで詳しい情報は無く、ヒルベルト変換からどうやって包括線が求められるのか不明だった。ヒルベルト変換とは位相を90度ずらすフィルターで、そこからどう包括線を求めるのか、手持ちの参考書にも書いていない。でもなんとか見つけて包括線が出来た。