Scilabでマイクロフォン・アレイ 其の2

 次なる課題であった各マイクの信号に遅延を与えて擬似的にマイクロフォン列を傾けて音源を探査することは出来た。思惑どうり、複数の音源が有っても可能だった。ただ、1直線に並べた場合、音源がマイクロフォンと同じ平面状にある場合は良いのだが、角度が付くと検出される角度も誤差が出てしまう。この問題はマイクを直線に並べずに平面で配置すれば改善した。ちなみにビームフォーミング法というらしい。
 八重洲ブックスセンターでマイクロフォンアレイの専門書を見つけたが、正直よく判らない。マイクロフォン・アレイ自体、色々な用途で使われているので本の内容の全てが必要な訳ではない。騒音苦情等でどっから音が着ているか判らない場合で、大体の目星さえ付けばいいだけなら精度もそこまで必要ではないので、専門的なマイクロフォン・アレイを使わず、普通の騒音計で少ない台数で行えればニーズはあると思う。
 問題なのは映像と結果をどう融合させるかで、kinect使ってC#上でカメラの映像にコンターマップ描かせる事出来ないかな。そう言えばkinectもマイクロフォンアレイだけど。