1/3 Oct分析は、一応決着

 単純に所定の遮断周波数のバンドパスフィルターを掛ければ良いだけのものが、随分と手間取ったものだ。詳しくは夏休み中にも書くけども、最初はLabviewでやろうとしたら、メモリが足らなくて駄目(後に解決)→じゃあScilabなら64bit版もあるし。と思いきや、サンプリング周波数が大きいと結果が駄目になる(Labviewではそのような事は無い)→暫く頓挫→Scilabでサンプリング周波数が大きいと結果が駄目になるのは、フィルタ係数の桁落ちによる為と判明(単に私の知識不足。Labviewでは自動で行っているらしい。流石高いソフトだけある)。→ならばデシメーションすれば良く、実際に出来た。→高次のIIRフィルタを使う場合は、フィルタ係数を因数分解して2次以下の複数のフィルタを縦並するのが一般的だと知る。labviewでは自動でそのようにするが(やっぱり高いだけある)、Scilabでは自分で作る必要がある。→面倒だなあと思っているうちに、Labviewのフィルタviには、データを分割して処理する事が出来ると知る(まあ値段に見合った機能かと)。→labviewで完成。アナログ1/3 Oct分析器SA28の結果と比較→高域は良いが、低域がだんだん合わない。→何が悪いのか判らない。Scilabでも作ってみるか→デシメーションすると時定数化のところで不味い事が起こる。→アップサンプリングして元のサンプリング周波数に戻す。→IIRフィルタが直接型のままだが、Scilab版も完成。→Scilabの結果はlabviewのと同じ。→会社にあるDadispというソフトで1/3 Oct分析出来るので、こちらで確認。→Scilablabview、Dadispの結果は同じになる。

 Dadispの結果は時定数をかけずに単にバンドマックスとdB平均を出すだけなので、出来れば時間レベル波形としても比較したいところ。まあ、商用のdadispと同じ結果になるのだから、実用に耐えられると思う。