本能寺の変で明智光秀の黒幕が居たのを前提とするのは如何なものか

 大河ドラマで「本能寺の変」だったり、新たな資料(長宗我部との手紙)で、明智光秀の黒幕は誰か?という話題を見かけることが多くなった感がある。「歴史秘話ヒステリア」なんかは3人の容疑者を出して仮説を放送するなど、黒幕有りきだ。ただ、黒幕は誰かという以前に、居たかもしれないというレベルで有り、居なかった可能性だって高い。足利将軍の命で明智光秀が謀反を起こしたからといって、明智光秀に何かメリットは有ったのだろうか?。そういう意味では今回の大河ドラマの朝廷(天皇)を廃す事が我慢出来なかった、という方が理解できる。その場合でも公家が黒幕として積極的に動くとも思えない。個人的には明智光秀の単独説だが、怨恨というよりは野望の方が占めていたのだろう。