モバイル通信

 8月31日から実験開始されたDDIポケットのAirH"の新圧縮サービスは素晴らしい。現圧縮サービスであるトルネードwebは結構不安定な上に、対象はwindowsMacだけで、PDAでは使えなかった。新圧縮サービスはwindows用のソフトを使う場合と、指定の電話番号を使う場合と有るが、ソフトを使うほうは細かい設定が出来るというだけで、指定の電話番号を使う方はOSは何でも良い。@freedsigmarionIII向けの圧縮ソフトを出していたが、一気に圧縮サービスという面で@freedを突き放した。
 関心の出来栄えは、32kbpsでも此処まで速くなるのかと思った。タブブラウザを使用して、1枚の記事を読んでいる間に他のページを取り寄せていれば、32kbpsという遅さはさほど不便ではない。但し開始初日ほど最近は切れが鈍った感じがする。利用者が増えてしまったからか。

 圧縮のようなサービスも重要だが、やはり本命は根本的な速度アップと価格の低下を期待したい。根本的な速度アップは今年末には256kbpsが始まるが、どうせ高いので手お出さないから、256kbpsによって既存のサービスがどの程度下がってくれるかを期待したい。32kbpsの定額なら、なんら割引をせずとも4000円位で提供しても携帯の定額を考えれば妥当だと思うのだが。来年春になれば携帯でもフルブラウザが標準になるかも知れないので、そうなるとPCでも定額が使えるメリットは薄れる。

 しかし、256kbpsといっても32kbpsを8本束ねるのだが、128kbpsの4本束ねでも実際の速度はやや低下していたのだから、256kbpsサービスと言いながら200kbpsを超えられるのか疑問。カードサイズも大きくて最初はCFサイズは出ないようだが、消費電力が凄いのでどの道PDAでは実用ではないだろうけど。