bitWarpPDA

 bitWarpPDAはモバイルするなら魅力的なコースだ。なんせAirH"つなぎたい放題が32kbpsで諸々の割引を充てても\4000強なのに、bitWarpPDAは128kbpsで\2000だ、普通で考えればAirH"は勝負にならない(とは言ってもbitWarpPDAはAirH"の回線を利用しているが)が、メジャーでは無い、機器認証があるからだ。

 機器認証に対応したPDAでは無いと定額では使用できないという制限がある。今まではザウルスシリーズだったが、この度のPPC2003SE機である東芝の830シリーズも対応したらしい。中古の対応ザウルスを買うのは別として、市販されているザウルスや830シリーズはPDAのくせして約7万〜と高価だ。AirH"はアメリカには無いのでHPやdellに機器認証に対応したPDAは期待できない、とは言っても月々の値段は魅力だ。ipaq h2210を購入していなければ物欲に負けたかも知れない。PPC2003SE機種はVGA搭載ともなると値段が高い上に遅いし更にソフトが未対応だとVGAの恩恵が授かれない可能性が高い、またOSチェックで動作しないソフトもあるかも知れない。1ヶ月の通勤モバイル生活を送ってみたがQVGAでもさほど苦ではない。文字を最小にして画面に合わせれば結構みれる。流石に倍の値段を出してPPC2003SE機を買う気にはなれない。

 bitWarpPDAみたいなビジネスモデルにも疑念がある。PDAは情報量が少ないからという理由の値段設定とPDA限定の為の機器認証だが、bitWarpPDA対応PDAはいずれもVGA搭載機種だし、今のPDAの情報量はPC並と言っても良い。また、bitWarpPDAは圧縮されるのだが、現在AirH"も新圧縮サービスのテストをしている(私もテストユーザーだ)PDAがPC並になり、AirH"で圧縮サービスを開始したら企業側から見ればbitWarpPDAの値段でサービスを提供する利点が無いと思える。またAirH"の1サービスでは無い、他の企業に回線を貸してのサービスで、DDI自身が機器認証対応PDA限定なサービスをしないというのもよく判らない。何にせよ今のAirH"の繋ぎたい放題は高い。bitWarpPDAで採算とれるのなら、PDAに限定せずPCにも使えるようにして、圧縮サーバーを介して圧縮しても良いから32kbpsで月々\2000というのを考えても良いのではないか。