H16年度行政書士試験の役

なんとも久しぶりに日記を書くものだ。ADSLの回線事業者を変更したので1週間ばかし不通になっていたせいもあるが、この試験の為に余裕が無かったせいもある。

この試験を受けようと思ったのは去年の11月あたりだった。マンション管理士試験の願書提出が期限に間に合わず、1年後の試験までの合間に受けようと思った。行政書士の業務の範囲は広いので、マンション管理士と併用していれば範囲は広がるし、最終的には土地家屋調査士をターゲットにしているので何時かは受けようと思っていた。しかし実際に勉強を始めたのは今年から、マンション管理士では区分所有法やらの知識はあったが、それは行政書士には関係ないのでほぼ0からのスタートとなった。しかし今まで理系畑で生きてきた身には法律なんてあまり縁が無く、更にはマンション管理士の勉強も平行したので、試験当日までには何とか法律系は頭に入ったが、一般教養は全く手を付けづに試験に挑戦することとなった。

24日午前。三軒茶屋でワンマン電車にのって最寄り駅で下車。国士舘大学に向う。資格試験の会場では慣例と言える資格予備校のスタッフが試験前だというのにパンフレットを差し出してくる。なんとも失礼な連中だ。試験前に資格学校の資料なんて受け取ったら戦う前に負けを認めるようなものだ、縁起も悪い。最近ご無沙汰だったが学校のふいんきは結構好きなので嬉しい。やや早くついたので先ずは試験会場の校舎の確認をして食堂らしき場所で最後の悪あがきをする。試験直前、係員が説明をする。大抵の試験でも30分位の時間が取られるので何回か繰り返して説明をするので、こちらはその間は記入した氏名と受験番号のミスが無いかを何度もチェックする。結構後になると気になることが多いので、そんな不安に駆られない為にもこの時間中にチェックを徹底する。最初は60問で2時間30分は多いだろうと思っていたが、全然そんな事は無く、法令記述の36問目に達した時には残り1時間だった。一般教養は殆ど不明だったので余り時間はかからなかったので、なんとか時間中に全問埋めることは出来た。
受験者は主に男性の方が多かったが女性も想像以上に居た。全体的に年齢は20代後半から30台前半位が多かった。環境計量士公害防止管理者の試験では敵前逃亡=受験手続したのに試験を受けない人が若干居たが、行政書士試験では見た感じでは空いた席は見なかった。

法令は試験中は結構出来てると思ったのだが、解答速報で答え合わせをしてみると結構間違いが多い。大体5割強という出来だった。一般教養はそれなりに自信があったものもあったが、まぐれが多くて7問が正解となった。法令も一般教養も脚切ラインがあるらしいので多分一般教養で駄目だろう。また全合計も6割に達しないので駄目。来年に向けて勉強しても一般教養で脚切ラインの10問以上を自信もって正解を取れる自信は全然無い。一般教養なんて行政書士の業務には直に関係するものでは無いのだから、そんなものは試験範囲には含まないか、出しても10問程度で法令を50問にして脚切ラインを廃止すべきではないのか?。まあH12年度の改定以来ずっとこの構成で来ているので暫くこのままだろうが・・・・しかしこの資格・・・・ある期間勤めた事務職の公務員には与えられるのだが、その人達にこの試験を受験させたら合格者が果たして出現するのだろうか???。

とりあえず来月のマンション管理士試験に向けて気持ちを切り替えよう。こちらはそれなりに自信はあるが試験は受けてみないと判らない。行政書士試験のおかげで民法は結構本格的にやったのでこの辺は他のマンション管理士受験者に有利だと思う。マンション管理士試験や土地家屋調査士などで、気軽に民法も試験範囲に入りましたと言うけどもその範囲はかなりのものだ。また検査計測会社に勤めているので、ややその分野には有利という面もある。

私がマンション管理士に挑んでいるのは、所有している騒音振動の環境計量士公害防止管理者の資格がマンションという共同生活において役立つのではという理由である。騒音振動公害に長けた知識経験を持つマンション管理士なんてのも余り居そうも無いのではと思ったのだが、どうなんだろう。