君が代について

私らの時は問題では無かった日の丸・君が代問題。大学の時は歌うことは無かったし、今のところ人生の中では高校の卒様式の日ぐらいだ。高校の音楽の授業では君が代なんて全く教えなかったのだから卒業式の日で歌っていたのは5%にも満たなかったと思う。また日の丸が掲げられていてもそれに対してなんら違和感は無かった。
日の丸を掲げることに反対する人の考えは判らない。日本国に居る以上は当然だと思う。星条旗が掲げられてれば、この人たちは何も言わないのだろうか?。それに対して君が代は理解できる。本来の意味自体はなんら問題は無いが、大東亜戦争・太平洋戦争において解釈された意味を思えば、率先して歌いたいとは思わない。
憲法においては思想・宗教の自由が保障される。君が代天皇を指すのではなくても、それは天照の神様を指すのだから、それは謂わば神道であり国による強制は、思想・宗教の自由の保障に反するし政教分離にも反する。と私は思う。
愛国心を育てる為に日の丸や国家を強制するのは理解できるが、君が代以外の他のものでも良い筈だ。もっと内容に問題の無い歌を制定することも可能なはずなのにまだ君が代を押し付けるのは、なんでだろうと思う。

天皇が強制でないのが望ましいと言ったことについても、天皇もまだ世間では君が代が前の戦争で利用された天皇の為に戦えというイメ−ジが残っていると思ったから異例な口出しをしたのだと思う。もしも君が代天皇に全く関係の無いものだったならば、国事行為への不介入という定めに反してまで述べないだろう。

当の天皇が強制で無い様にと述べたにも関わらず、君が代をどうしても強制したい人は自分の都合が良い様に解釈をする。曰く、国民が率先して君が代を歌ってほしいと述べているのだそうだ。天皇の気持ちは如何なものなのだろうか?強制しないでと述べたつもりが、強制することに利用されるのだ・・・・。事は大きな問題でもあるので、国事行為への不介入という定めが厄介なのは判るが、やはり当事者である天皇君が代問題についてもっとはっきりと自分の考えを示してくれないと、良い様に曲解されて利用されたりするので、君が代に反対する教員たちの為にも、もっと発言して欲しいものだ。