マンション管理士試験の役

今日は決戦の日だ。此処何ヶ月かの苦労と時間がたかだが2時間の試験で報われるか否かの分かれ目の日である。大学受験の様に何年分かの労力や、駄目だと浪人というプレッシャーは資格試験には無いが、仕事の合間の受験勉強は大変なので1回でけりがつけばそれに越したことは無い。

私は自分で言うのは何だが試験の経験は多い。大学受験は別にして資格試験で言えば、環境計量士で3回、気象予報士で3回、公害防止管理者で騒音と振動で計2回、測量士補で1回、技術士補で1回、NDIひずみ測定2種で1回、行政書士で1回、と今回抜かして12回・・・・・今自分でもカウントして社会人7年と半位で結構受けてたのだとびっくりした。で、何か言いたいかと言えば、様は慣れてしまったと言うことである。
慣れてしまうと何が弊害かと言えば、まず試験場所・試験開始時間を前日寝る前にならないと確認しない。住所は神奈川県だが比較的都心にアクセスしやすいので、大概の試験場所である大学には2時間もかからない事が多い。そして持ち込める物は当日行く前にならないと確認しない。難しい計算が出る訳でも無いし、最近は測量士補試験のような計算がメインな試験でも電卓は禁止だし、気象予報士試験の様にマーカーや定規が必要な訳では無いので、基本的にシャーペン・消しゴムで用は足りる。何が問題だったかと言えば試験場所に「携帯電話等一切の無線通信機器並びにアラーム機能付機器の試験場への持込は禁止します」だ。持ち込み禁止???・・・・使用出来ませんではなくて?・・・・・・デジタルな腕時計でも目覚まし機能があるやつは駄目??・・・・・まさか本当に駄目とは思えなかったが、念のためPDAiPaq h2210とAirH"は家に置いて出てきた。

東京の試験場所は小田急線の生田駅明治大学だった。9時半程度に到着し、試験場所である校舎を目指す。もう既に緊張で不安になるなんて初心な心をとっくの昔に何処かに無くしているので、途中出会った猫とコミニュケーションを図る。その猫が三毛で招き猫と同じという事でいささか今日はついてる何て思いながら入り口を探すが閉鎖中。警備員にあっちに行けという手振りに従って迂回、入れそうな入り口に到着したが、此処で違和感を感じる・・・・そう大概今までの試験会場ではあった、試験番号と試験場所の教室を示す看板が無い・・・・・。窓口の警備員に校舎内に入っても良いか訪ねたら、マンション管理士試験の方ですね?と聞かれたので間違いでは無さそうだったので、3Fの試験教室に行った。教室は電気も消え誰も居なく、警備員に(何故か多く見かけた)まだ(試験は)大分後でしょう?と聞かれたので早めに来て勉強したかったのでと答えると、教室に入って良いか4Fに試験関係者が居るから確認してと言われ、別に何処でも良かったので1Fのロビーのベンチで勉強をした。

以前客先である"とある建設会社技術研究所の研究員"にマンション管理士はおじさんに人気らしいねと聞いたことが有った。時間が経つとだんだん人が増えてきたが、それらの人はその研究員の言葉を裏付けるものだった!。おじさん・・・というかもう50代位の人ばかりという感じだった。もっとも試験時間が近づいて教室の中の人や廊下での人を見る限り、若干ではあるが同年代か30代の人、また更に若干ではあるが、若い女性も居た。唯大半はおじさん(50代)だった。(おばさんも居た)

私は試験経験豊富なので、教室の温度設定は不親切であることは知っていた。試験に集中しないといけない時に暑くて集中出来ない様な温度になることは多い。それが夏でも冬でもだ。入室した時には温度を表示する私の時計は25.1℃辺りだった。まだ人も多くは着席しておらず、ドアも開放されての温度だ。この時点でやや眠気を感じる温度だ、私はTシャツ姿になった。試験説明の時間が来て全員が揃いドアが閉められると温度は予想どうり徐々に上がり始めた!。試験関係者にアラーム機能付時計の事を尋ねた。鳴らさなければ良いという事だった。携帯電話は電源を切って封筒に入れるよう指示だった。凄い念の入れようだ、韓国の大学受験の影響だろうか?。私の時計は目覚ましなので別の試験関係者が何の機器だろうと確認に来た。再度鳴らさなければOKですよね?と聞き、計算機能や他の機能なんてついてませんよね?と聞かれる。温度表示位は付いてますよと答える。形はどう見ても目覚ましなので、向こうも職務として聞いたのだろうが、そんな・・・・ジェームズ・ボンドの道具じゃあるまいし・・・・。

試験関係者(多分明治大の学生さんのアルバイト)が今時計(試験関係者の)では今**分**秒と言い、それを基準とすると言う。私の時計は電波時計なのでほぼ誤差は無いが、彼の時計は55秒ほど早かった。試験開始直後の温度は28℃だった。

解答用紙が配られた。なんと用紙には受験番号のマークが既に塗りつぶされ、カタカナの名前が記入されている。後は漢字で自分の氏名を書けば良い。なんて親切なんだろう。
試験が始まった。全部で50問で2時間。結構余裕かと思っていたのだが、実際は15分程度しか余らなかった。問題用紙が持ち帰っても良いか不明だったが、とりあえず空き場所にマークした答えのNoを記入しておく。これは後で答え合わせをするのに重要だ。でないと出来が拮抗していた場合、発表の日まで悶々とした日々を送ることになる。試験終了後の温度は28.5℃だった。試験関係者も背広の上着を脱ぎシャツ姿だった。だが試験受験者は試験に突入したらもう服を脱ぐことは出来ない。

帰りの途中で他の受験者の声が聴こえる・・・・・今迄より難しい・予想問題とは全然違う・・・などなど。確かに難しかったと思う。一応は合格圏内だと思うが、答え合せをしないと何とも言えない。是非とも合格していたいものだ。