建替が我が家族内で議題となって来た

住宅の工法には様々なものが在りすぎてどれが良いのか一般人には判らないだろう。Googleで検索して調べたが大まかには以下のようだ。

材質で分ければ
1.木材
2.鉄骨
3.鉄筋コンクリ
建て方で分ければ
1.壁式=壁・床で支える(2*4工法等)
2.ラーメン(軸組)=柱・梁で支える
建築の進め方で分ければ
1.全部現地で組立
2.主要部分を工場で組立てて現地で組み立て=プレハブ工
3.ほとんど1部屋を工場で組立てて現地に輸送=プレハブユニット工
完成した家が重いか軽いかで分ければ
1.軽量タイプ=木造・軽量鉄骨ブレース
2.重量タイプ=重量鉄骨・鉄筋コンクリ


材質は判り易いだろう。木材<鉄骨<鉄筋コンクリの順で値段・耐用年数・耐火性能等が決まる。

壁式とラーメンはどちらも一長一短だ。壁で支える壁式は部屋内に柱が出ないが、性能確保上間取りに制限が出る。またリフォーム等に制限がある。壁式は部屋内に柱が出るが間取りも自由でリフォームし易い。

現地で組立てるかある程度工場で組立てるかは、工期に影響する。これは当然建替え時に避難する借家の期間もにも値段にも影響する。但し主要部品を工場で組立てる手法は、現地がクレーン車等が進入可能でかつ作業できる場所が必要となる。

完成する家が軽いか重いかは、家の地盤強度に影響する。地盤が緩い場所に重い工法を使う場合は地盤強化しなくては成らないのでその分コストが増える。

一番多く採用されている工法は、1位は木造軸組で61.7%、次はプレハブ工法の20.7%、2×4(枠組壁工法)は13.4%。だが。

木造軸組は他の工法に比べ、工期が若干長く大工と工務店の熟練度に左右されやすい。また気密性が低い。気密性が低いと部屋内の暖かい空気が逃げたり、外気の温度が部屋内に進入したりするが、気密性が高いと湿気によって木部が腐食しやすいし結露も起きる。

耐震性に関しては阪神淡路以降大分見直されているので、木造軸組でも大丈夫とされるが、やはり木材<鉄骨<鉄筋コンクリの順だろう。建築基準法で決められた耐震性は震度6〜7程度の地震(数百年に一度)で倒壊、崩壊しない。震度5程度の地震(数十年に一度)で損傷しない程度となっている。この強度を耐震等級1という。等級2はこの地震より1.25倍強い地震に対抗でき、等級3だと1.5倍強い地震に対抗出来る。普通だと1の方が性能良さそうだけど注意が必要だ。倒壊しないけど建て直しが必要では困るのだ。

免振するという選択肢もあるが、1割位の値段UPをするほどの価値があるかの疑問もある。家自体がある程度動くので家の周囲に空き空間が必要だし、定期的な点検・メンテナンスが必要だ。また地盤の状態も軟弱な場所では駄目なので地盤改良が必要だし震度4〜5以上の大地震にのみ対応する。制振はこれらのデメリットが無く費用も安いが、揺れを軽減する能力は免振の方が高い。免振は家具等が倒れない域まで揺れを軽減するので、建物が損傷しない又は倒れないを目的とするなら制振で十分ではないかと思う。

だんだん選択は決まってきたかな。