マンション管理士としての初仕事

y_takeuchi2005-05-14

私はマンション管理士とは言えど特にマンションに関連ある仕事に就いている訳ではない。その様な中で、他の人には無いものとして、騒音関連が得意ということで、神奈川県マンション管理士会技術委員会での自己紹介で、騒音絡みでマンション管理に興味を持ったと言った。マンション苦情の中で騒音は結構多い問題である。

初めて技術委員会に参加して2日後位だったか・・・会社でメールが来たよとA4用紙に印刷された内容を渡された。私は基本的に会社には余り居ないし、社のメールは全員共用なので、メールは自分のを使っているので社に私宛にメールが来ることは無い。誰だろうと見たら技術委員会の方だった。何でだろうと思いきや、そういや社の名刺を渡して自分のメールアドレスは書いてなかった事に気が付く。

内容は床衝撃音の問題との事。送られた方の(多分)知人で、同じマンション管理士の方が、床衝撃音で困っているので電話して欲しいとのこと。素人よりは同じマンション管理士の方が話しやすいので助かる。当のマンション管理士さん自ら住民で理事長さんで、全住民を代表してこの問題に取り組んでいるそうだ。

床衝撃音だから多分、上階の住民の発生音に対する下階の住民とのトラブルかと思いきや、マンション購入時にLL45と記載あったのに、住んでみると兎に角音が伝わり、実際に計ってみるとLL60とかだったそうだ。築3年ということなので、住宅性能表示が付いてるかと思ったら、付いてないので、なかなか厄介な問題だ。マンション全体でそうらしく、施工側も最初は対応する気だったが、余りの多さに対応する気が無くなったそうだ。

こうなった場合の住民の取る手は、施工側と根気良く交渉して折り合いをつけるか、訴訟に出るかだろう。瑕疵に対する補修請求なり損害賠償請求となるだろうが、補修請求は厳しい気がする。現実的には損害賠償請求だろうけど、どちらにせよ訴訟ならマンション管理士が出る幕ではない。

取り敢えず、自分的にもマンションの防音的な構造への知識が足らないと認識出来たので、何か専門書を探さないといけない。それとやはり管理センターで販売している訴訟判例集のCDは購入した方が良いかもしれない。