ありえないと思われていたことが現実になった

ほんの1週間前は誰もが無線スポットがエリアとして展開することになるとは思わなかった筈だ。オアシスが点在する砂漠が湖と化すとは思わないのに等しい。
山の手線圏内に住んでいたり、仕事場だったら、今度ライブドアが行う無線サービスは良いだろう。多分このサービスは携帯電話と張り合おうという戦略ではなく、電話事業者が一番美味しい汁を吸っている所を、かっさらおうという積もりだと思う。山の手圏内みたいな小面積で高密度でかつ範囲のイメージがし易い場所はそうは無い。その様な美味しい所で魅力的なサービスを打ち出せば、他の地域に比べてはるかに効果的にユーザーを獲得出来る筈だ。個人ではADSLユーザーは乗り換える人も出るだろうし、企業でもユビキタスが現実的なものとなる。無線エリア内であればSkypeで通話も十分可能だ。携帯電話を使うシチュエーションは結構減るだろう。当然まだこの無線サービスも色々問題は有る。屋内や地下はまだ範囲外だし、Skype端末を電話機代わりにするには、バッテリーが持たないだろうという技術的な問題もある。が、直ぐに解決するだろう。
美味しい汁を奪われた既存の通信事業者は、当然巻き返しの為に手を打たなければならない。結構な暴利を得ているのだから、価格競争で十分値下げか可能だろう。来年の新規事業者の登場と、番号ポータビリティまで暫く動きは無いかと思っていたが、なかなか面白い展開に成ってきたと思う。