データレコーダー

y_takeuchi2006-10-01

本業の騒音・振動計測において、データレコーダーは良く使う。その場で分析もしてしまう場合は必要ないのだが、そのような場合でも保険としてデータは保存しておきたい。当然、副業でマンションなどで問題の音を計ることを想定すれば、レコーダーは必須となる。

本業で良く使うのはSonyのPC-204,208,216等のDATを使うタイプ。これは客先でも良く使われ、一種の騒音・振動計測業界でのスタンダードな製品である。計測器の操作を覚えるのは面倒だから、大変有り難かった。
が、DATの生産停止や、パソコンでA/D変換でデータを取る方が、後の処理や値段が安い事も相まって、最近では客先も色々な製品に散らばり、統一されていない。
本業では騒音のみならず、振動もデータを取るので、DC成分から周波数範囲がある必要があるし、また最低で4ch、少なくとも8ch以上のチャンネル数が無くてはデータレコーダーの意味が無い。
しかし、副業で想定するのは、騒音計1台か、多くて2台。また、振動は採らないので、周波数範囲も20Hz位から有れば良い。市販されている一般的なレコーダーでも十分な位だ。当然、安い。

将来、計量証明事業を始める場合に、市販のレコーダーでは多分、駄目だろうけれど、いざという時の予備機として使えるから、今から最低限度の機材を揃えて、騒音測定をするのに使うレコーダーの情報収集をしてみた。
とりあえず、候補をローランドのEDIROL「R-09」\3,8000位と、マランツのPMD660\7,0000位?,671\140,000位?に絞ってみた。どれも今年発売されたばかりの製品だ。
値段的にR-09とPMD671には大きな開きがある。PMD671はもしかしたら計量証明事業のレコーダーとして使えるかも知れないが、今の用途ならば、R-09でも十分かも知れない。R-09とPMD660の比較では、PMD660は値段でも製品のスペックでもR-09に劣る。今の我輩のデータレコーダーは、ローランドのEDIROL「R-09」が良さそうだが、似たような製品で、Handy Recorder H4というのが最近でたらしい。此方の方が安いので、専門店で店員さんに聞いた方が良さそうだ。

ちなみに、これら全製品は、マイクが付いている。データレコーダーには必要ない機能だが、マイクが付いていない機種でマイク入力のゲイン調整やレベル表示が出来る安くてハンディな民生機は無い。まあ、有れば有ったで使う用途はあるので良いんだけど。