騒音計を求めて

y_takeuchi2006-10-09

騒音計は大きく分けて、形式承認が取れた物と、それが無い物に分かれる。取引・証明の事業を行うには、検定を取るのに楽な形式承認がある物を使い、そうでない事業においても、我輩の様な計測業では、形式承認のある物を使う。
形式承認が無い物は、安く買える。安いものだと2万円を切る物もある。形式承認のある物は、安くても10万円を超える。内覧会屋でたまに騒音も計る事も宣伝している会社も有るが、大抵は形式承認の無い騒音計で、しかも瞬時値を表示するだけか、良くて最大値も判る程度の騒音計。そんな騒音計を使って、此処は○dBと言えるなんて、なんて騒音を知らない連中だと思う。

安いのは魅力だが、正確な測定方法が出来ないのでは意味が無い。我輩が買うのは形式承認の有る騒音計だ。
さて、サイドビジネスとは言え、必要な騒音計の数は我輩1人しか持たないのだから1台でも良いのだが、現場に行ったら壊れていたという場合も有りうるので、2台は欲しい。それに校正器1台で、最低限度の騒音を測りたいという要望に答えられると思う。

サイドビジネスという、会社を辞めて独立する訳ではない、休日だけの仕事で、騒音に苦しむ人に安価にデータを提供したいという理由や、ゼネコン側での計測だけでなく、住民側からの仕事の経験や実績を得たいという趣旨なので、そこから得られる利益は余り期待できないから、初期費用も抑えなくてはならない。

幸いにも、測量士補習得の祝い金10万円や、もしかしたら今年貰える勤続10年の祝い金も有る。
秋葉原はさすがに電気製品の天国。今やメイドやら萌えを求めるオタクの街という印象だが、ラジオ部品や電子部品などの類も数は減ったが今でも良く揃っている。前回、磁界計を購入した計測ランドに、アコーというメーカーの騒音計が有ったので、買うつもりで行った。
騒音の計測の分野では、騒音計で一番見るのは、我輩の勤め先や客先を見る限りRIONで、小野測器が続く。それ以外は、大概は前記の起業からのOEMらしい、横河は小野測器のだ。アコーは海外のメーカーを自社販売しているらしく、またメジャーで無いので非常に安めな価格設定をしている。メーカー定価で13万円が計測ランドで10万と5千円。同じ価格帯のRIONや小野測器の製品と比べ、積分機能やメモリ機能などが付いている。
ただ、こういう自社で製造していないメーカーは、修理などでは高いという。また検定費用も高い。
幸い、勤め先ではRIONや小野測器の製品は割引が利くという。それを考えれば、RIONや小野測器でそろえた方が良いかも知れない。