懐かしいアニメ

今と違って私が学生時代のころはアニメを見る=オタクという偏見に直結していたような気がするが、中学から高校にかけて「機動警察パトレイバー」という漫画に夢中になっていたことがある。
TUTAYA半額レンタルを利用してその劇場版の1と2を久々に見た。もう十数年もの昔の映画で、今と違ってCGもそんなに使われず、使っていても高度なものではない。ぜひとも攻殻機動隊のように作り直して欲しいと思うが、まあ無理だろう。
この漫画の年代は2000年辺り位だったと思うのだが、現実の2009年では未だ土木作業建機には足はおろか腕も無く、未来の想像と現実はやはりギャップがあるなと思いつつ、まあASIMOも走ったり軍事の世界ではロボットも活躍しだしたので、そろそろ足で歩く有人戦闘車両が見れるかもしれない。

そう言えば私が理系を選んだのも、性格的に営業は無理だと言うのと、この漫画の影響も大きかった。当時はそういう学科は無かったと思うし、ロボコンも無かったと思うが、もう少し後の時代に生まれたら機械工学科では無くそういう学科に進んだかもしれないが、果たしてそうだとしたら今と比べて良かったのかと思いつつ、仮にもう少し遅く生まれていたら就職氷河期が更に悪化していた時期で、どういう人生を歩んでいたか判らない。

学生の時は気づかないが、だんだん年をとる度に自分の人生の可能性は狭まっていく。色んな可能性が有った学生の時に夢中で進路の影響も与えた漫画を見て、これを当時見ていなければ理系に進んだのだろうか、文系の道に進んだらどうなっていたのだろうかと考えてしまった。

まあ、今更人生やり直せないのだから馬車馬のように進むしかないのだが。