Windows版とLinux版では、同じ32bit OS環境でも扱える配列のサイズが違う。

 元々windows OSのメモリ管理については疑問だった。メモリを2GB積んでいても200MBぐらいの異なるエクセルファイルを2つ同時に開けない場合がある(メモリが無いと言われる)。それでいてタスクマネージャーを見る限りメモリはそんなに使っていない。OSの問題ではなくエクセルの問題の可能性もあるが、該当する事象は他のアプリでも見受けられる。

 そこでUbntu 10.10パソコンだとどうなるか試してみた。昨日試したwindowsパソコンと同じメモリ容量でCPUはAtom、むしろハンデを負っている。Scilabのバージョンも当然同じだ。
先ずはScilabを起動してstacksize("max")を行い、同じようにrand(1,48000*60*N);で48kHzサンプリングで何分の配列を扱えるか試すと、N=80は通った。その前は90を試してからであり、80ともう少しは行けたかもしれない。タスクマネージャーでもメモリを使いきってHDDのスワップ領域まで使用しているのが判る。32bit OSの制約道理、アプリの限界の2GBまで使っている。メモリ2GBのネットブックで、メモリ8GBのWindows7 64bitなメインマシンよりも大きい配列を扱えてしまったのだから、ubuntuが凄いというべきかwindowsがヘタレというべきか。