奄美大島のマングローブとハブ対マングースを堪能した

 観光に出かける。先ずは龍郷の西郷南洲謫居跡に行くが、お休みなのか開いておらず、外から眺める。また少し南にある西郷松という西郷隆盛奄美に到着したときに船を繋いだという松を見る。

 住吉にあるマングローブを見に行く途中にある平行盛神社に寄る。平行盛平家物語では壇ノ浦で死んだことになっているが、奄美の伝承として平有盛平行盛平資盛ら3人が奄美に逃げ落ちて平定し城を築いたという話があり、此処は平行盛が城を築いた場所ということなのだろう。

 甚大な被害を受けた住吉にあるマングローブ原生林で日本では二番目の大きさらしい。マングローブというのは樹木の種類の名前かと思ったら、日本の場合は主にヒルギ科の樹木の集団の総称みたい。カヌーに乗って川から観た。カヌーは初めて乗ったが上体を大きく傾けなければ転覆しない。思ったより安定していた。


 名瀬に戻って奄美観光ハブセンターにてハブとマングースの戦いを見る。後で調べて知ったが、沖縄とかだと動物愛護の観点からもう行っていないらしい。そもそも夜行性とそうじゃないのの組み合わせなので、広く知られているようにマングースはハブ退治には役に立たず、このようにケースで仕切って対決させなければ起こりえない対決なので、確かに動物愛護という観点からは問題あるとは思うが、それを言ったら肉を食べる方が問題だと思う、一応、愛玩動物飼養管理者2級保持者の私。

 基本的にマングースが勝つ場合が多い。ショーのマングースは何度もハブを倒した経験が有るのだろう、仕切りが無くなると一直線にハブに向かい頭を噛みに行く。倒されたハブは死んでしまうが、革製品や薬など捨てる場所が無いぐらい有効活用される。対決が終わった後、マングースに何か肉が与えられる。ご褒美と思いきや、これで毒にやられていないか確認するそうだ。ハブの毒は筋肉を溶かすので噛まれていると肉を噛めないそうだ。ハブの牙は予備が数本あるそうで、抜けても数時間で出てくるというのも印象的だった。
 同じ夜行性同士ハブ対猫というのはどうなんだろう?と思うが、そもそも猫はハブが呑み込める大きさではないし、猫もハブなんて食べないだろう。