振動源を探査しよう

 前にScilabで作った音響マイクロフォンアレイによる音源探査プログラムを試したいものの、肝心の騒音計の台数がうちの会社には余り無いので、サーボ加速度計も含め加速度計はいっぱいあるので振動源を探査しようと思う。騒音ではビームホーミング法を使ったが、振動のような低帯域の成分が強いと上手くいくかは自信が無いので、相互相関係数を使った位相差による方法を試す。
 取り合えずLabviewで相互相関係数のviを使って、ランダム波の配列を片方はずらして入力すると、ちゃんとずらした分の場所でピークが出る。問題なのはこれからで、その位相差から振動波の入射方向は判るが、それを図に表示させようと思ったら大変だ。A,Bの2点があって、Bに位相差分遅延して波が来た時に、振動源に対し位相差分近づけた時、すなわちAとBが振動源に対し等距離になった時のAとBを結ぶ線分に直交する線の直線状に振動源があることとなる。2点だけでは振動源があるらしき方向は2つ出てくるので、更にもう1点が必要となる。
 以前作成した、リール式変位計2台を使って円の交点から対象のxy座標上の動きをトレースするプログラムを流用して、それらしい方向に直線を出すことは出来た。これを色々な方向からに対処出来るようにしなくてはならない。