Windows8 コシューマープレビュー版をIconiatab W500に入れてみた

 マイクロソフトがこれだけ力を入れるOSも久しぶりなんじゃないだろうか。まあスマートフォン市場ではシェアを奪われ、タブレットも業務用的な需要しか無い、パソコンでもAppleに徐々に侵食されて来ているマイクロソフトなんて、数年前には想像出来なかったが。
 Windows8の最大の変更点はメトロスタイルで、今までのWindowsとは操作系はかなり変わった。これがどういう結果になるかは判らないけど、メトロはスマートフォンタブレットなどの端末に向いたGUIであって、パソコンにはマイナスだ。デスクトップモードがあるとは言え、基本はメトロ画面なので従来より余計な操作が増えてしまう感じがした。しかしそうでもしないとスマートフォンタブレットのシェアは確保出来ないから背に腹は代えられないところだろうけど、今後出るWindows8タブレットスマートフォンが果たしてiPadやAdroidより魅力はあるのかというと難しい気がする。

 それは置いといて、Iconiatab W500実機にいれたWindows8は、元々のWindows7よりも速く起動して軽く、タッチパネルも標準で使えている。加速度センサーが有効になっていないのか、画面は回転しない。ベータ版だが十分実用に耐える。ストアに登録されているアプリに数が思ったより少なかった。
 出来は良いOSなのだけど過去のWindowsの時とは状況が違う。ARM版Windows8ではOfficeがタダで付いてくる。しかしライバルの1つはOSがタダなAndroidであり、ハードも含めて数万円な製品でOSが違うだけで値段に大きな差があったら、いくらOfficeが付いていても勝負にはならないだろう、Office要らない人だって多いだろうし。しかもパソコン版のWindows8の値段が今までのような値段だったらインテルAMDのようなx86/x64陣営が黙ってはいない。しかもOfficeは付いていないし。
AndroidWindowsiOSと違いパソコン向けにはOSは無い。Chrome OSをどうするつもりなのか、パソコンではブラウザさえシェア取っていれば良いと思っているのか。