秋月で「簡易放射線量モニタキット」を購入

 買ってしまった。使い物には成らないだろうという予想はあったが、まあ安かったし、なにより面白そう。組み立てる前にネットで調べたが、予想違わず評価が悪い。組まずに部品取りに回そうかと思いもした。
 組み立てた稼動状態は、他に買われた方と大体同じ。基盤をアルミ箔でシールドすると検出閾値電圧が5.5Vとかなってカウントが進まない。センサー部以外のシールドを外すと、1.5Vとなり61cpmで毎秒カウントする。アルミ箱の中に入れたり、部屋の電気を消して真っ暗にしてもカウントは変わらないので、一体何をカウントしているのかは不明。Blueレーザーマウスの光を当てたら凄い勢いでカウントしたので、それなりにセンサーは動いているようだけど。
 放射線の検出素子はPINフォトダイオードで、結構ノイスに弱い代物らしい。エステーエアカウンターsもこのタイプの検出素子だが、あちらは同じ部品のようだけど4個使っている。

 さて、このキット。値段は安いし簡易だし、学習的な要素の濃い製品だから、高精度は求めない・・・が、計る対象は放射線量なのだから、多少なりとも実測値に近い値は出すべきだろう。せめてPINフォトダイオードのシールドだけは行なってあった方が良いのではないだろうか。
 低感度でも長時間放置しっぱなしのモニターとして使うには測定時間は問題に成らないのだけど、シールドさえ上手く出来れば実用的に成るのだろうか?。
 組立以上に手こずったのが、シリアル通信。マイコンチップはI2CやSPIには対応しているらしいが、基盤には1本しかシリアル通信の線の繋ぎ場所はない。シリアル通信なら最低でも2本だろうと思いきや、1 way方式という1本線の規格もあるそうだ。但しこのマイコンのシリアル通信というのが、それなのかは不明。

手前のが放射線検出素子のPINフォトダイオード

シールドしてこんな感じに。

しかし閾値電圧が5.5Vとなり、全くカウントしない。(シールドしたアルミ箔で発振しているらしい)

シリアルポートとあるが・・・・