「gr-sakura-full」を試したが

 ジャパニーノで稼働させている温度・大気圧観測がたまにコケるのは改善しない。コケたプログラムを終了させて再度プログラムを立ちあげて動かすとポートが開けなく、PCを再起動することもある。シリアル通信が不安定であるなら、他の方法でとなるとネットワーク通信か、SDカードに落とすしかなく、現状手持ちでは「gr-sakura-full」しか出来ない。この程度のものに「gr-sakura-full」を使うのは勿体ないような気もするが、かと言って今のところ他に使う予定もなく放置中だから、勉強も兼ねて交代させてみることにした。

 実のところ、「gr-sakura-full」について余りよく知らないで買った。Arduino互換かと思っていたら、Arduino対抗という立ち位置らしい。開発環境もクラウドでどうこうという記事は見たけど余り深くは考えていなかった。試しにUSBを介してパソコンに繋いでも何も反応しない。マニュアルを読むとリセットボタンを押すとあったので実行すると、外部ストレージとして認識する。クラウド上の開発環境で出来た実行ファイルをダウンロードして認識された外部ストレージに手動で放り込むとプログラムに従いマイコンが動くという方式だ。クラウド上の開発環境はゲストでも使えるが、クラウド上にソースの保存等は行えない。ユーザー登録するとそういう事が出来るが、結構、個人情報を入れる項目が多すぎる。会社や学校の情報を入れたくない場合はどうすればいいんだろう。
 プログラムはサンプルを見た感じではArduinoと同じような構文みたいだが、以前作ってArduinoでは動いていたソースをそのまま貼り付けたがエラーでビルド出来ない。それでもってどの辺で駄目なのかもよく判らない。Arduinoの開発環境ではそれなりに判るのだけど。
 開発環境がクラウドにあるというのは良くも悪くもある。シリアル通信が無いのも用途によっては不味い。また、現状ではサンプル例が余りにも少ない。開発環境にひと通りのサンプルがあり、書籍やネットで情報やソースが手に入りやすいArduinoの方が、今は素人には良いと思う。