湿度計HS15Pの計算式を作成する

 先ずはデータシートの湿度-抵抗値のグラフから数値を読み取り、データシート通りのグラフをする。

 グラフを見ての通り、温度によっても近似曲線は違いそうだ。5℃から45℃まで10℃間隔でプロットされた各々の温度毎に近似曲線を求める。感じとしては累乗近似が最も合うようだ。各々の温度毎にy=ax-bという式が得られる。今度はaとbの係数について温度毎に近似曲線を出してみる。aは指数近似、bは多項式近似が最も合うようだ。


 これらの係数を元に書かせた近似式と、データシートの図とは高低の湿度では違いが大きい。


 そこで5-25℃と25-45℃で近似式を求めてみた。この方が高低の湿度だけでなく15℃や25℃等の他の温度帯でも誤差は少ない。

 しかしそれでも誤差は無い訳でもない。加えて温度計自体の誤差もあるので、実際に今回得た近似式をHS15Pの抵抗値と他の温度センサの値から計算して真値とどれほどの差があるかは、やってみないと判らない。