湿度計のHS15Pの抵抗値の算出方法に間違いがあった

 HS15Pの湿度の値が気象観測装置WMR-100に一番近かったものの、WMR-100の値が正確かは不明だ。そこで高精度な温湿度計を買ってみることにした。ヨドバシとかで売っている一般家庭用の湿度計は高精度タイプは、常温で35〜75%で誤差3%前後で、普通のだと5%前後だ。箱からあけて十分時間をおいて比較してみると、DHT22とHIH4030の値とほぼ同じだ。即ちWMR-100の値は10%程度低く、更にはHS15Pはもっと差がある。こうなると少なくともHS15Pの値は怪しい。

 考えられるのは抵抗値の算出だ。10kΩの抵抗で同じ回路を同じスケッチで読ませてみれば、10kΩにはならないので計算式がおかしい。最初から値の分かった抵抗を使って確認を取るべきだった。とは言え計算式を直しても7.5kΩと低く出るが、それでもWMR-100よりは高い値になり、DHT22等の値に近くなる。10kΩにならない要因は、タイマー精度も考えられるので、今度は0.1sec内での電圧変化量から出させてみるとやや改善する(8.?kΩ正確な数字忘れた)。


 まあWMR-100も気象観測装置と言っても個人向けの代物だから、そう精度が高いとは言えないかもしれない。温度の値は新たに買ったのと同じなので、少し高い傾向を示すLM61系の値の方がおかしい。