あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

今年も宜しくお願い致します。

 例年通り豪徳寺を詣でて招き猫を買い、靖国神社で木彫りの干支を買った。さて靖国神社だが、安倍総理が参拝したことで話題となっている。個人的には千鳥ヶ淵戦没墓苑を拡充して靖国神社の代替とするべきと思っており、今までは靖国神社は木彫りの干支を買ったついでに詣でたが、今年は木彫りの干支だけ買って詣でず、千鳥ヶ淵戦没墓苑に行った。来年以降もそうするつもり。


豪徳寺


靖国神社。毎年凄い人の数だ。


千鳥ヶ淵戦没墓苑。閑散としている。


 国が国の為に命を落とした人に敬意を払うというのは当たり前であり、それについて争点は無いと思う。問題は、祀られている柱と敬意を払う行事を行う施設だろう。つまりはA級戦犯分祀靖国神社である必要があるのかという点だ。
 靖国神社が祀る人(柱)の選別というのは、国の為に戦ったというよりも天皇の為に戦ったという基準で選ばれるようで、去年の大河ドラマの戊辰の役の会津や旧幕府方や西南戦争の西郷方、等は除外されている。つまりは朝敵の汚名を受けた者達だ。しかし禁門の変における久坂玄瑞が祀られる等、明治政府による勝てば官軍的な選考もある。太平洋戦争後、インドシナ独立戦争に参加した旧日本軍人も祀られている(日本国の為に戦った訳では無い)、多分、朝鮮戦争で機雷除去に従事し戦死した掃海部隊の隊員は祀られていない。天皇の為ではなく、戊辰の会津・旧幕府側等の国のために戦った人たちも含めるべきではないだろうか。

 敬意を払う行事を行う施設に関して。靖国神社神道であり、政教分離に反するのは明らかだ。祀られた人(柱)の中にはキリスト教や仏教など他宗教の人も当然居ただろう。靖国神社なんて所詮は明治維新以降のものであり、さほど歴史が有る訳でも無い。遺骨の無い靖国神社とは違い千鳥ヶ淵戦没墓苑は遺族に引き渡せなかった遺骨を安置している場所だ。

 以上の点により、私個人は、国は千鳥ヶ淵戦没墓苑を拡充して遺骨の無い人たちも祀り、こちらに総理が参拝すべきだと思う。