音声合成LSIを使ってみた

 Arduinoレオナード肉球キーボードに「にゃー」とでも鳴く機能を追加しようかなと思ったのが事の発端。買う前はプログラムから何かコマンドで文字列を喋らすものかと思っていたが、ローマ字文字列をシリアル送信すれば喋る代物だった。しかも、SPI、I2C、UARTと、シリアルインターフェイスは豊富だ。最初見た時はピン数の多さに嫌な予感がするが、実際は電源の2本と通信の2本以外はチップ内の配線で済む。
 使ってみると、意外に喋る機能というのが運用の幅を広げる。巷では人感センサーと組み合わせてアナウンスを読み上げる事に使われている。音声の種類は女性、男性、ロボがあるが、女性は3種類有る。このチップはArduinoのATMegaとピン互換が有り、中にArduinoの石が入っているという。Arduino Unoのボードの石を交換すれば手軽に試せるらしいが、手持ちのでは駄目だった。中に入っていた資料では外付け部品不要とあるが、バスコンを入れ無くては駄目で、動作モードの設定方法の記載も無く、ネットで情報収集する必要がある。そのままでは声が小さいのでアンプを入れる方が良い。

 当初の目標どおり「にゃー」と喋らせてみたが、参考までに今年の流行語大賞候補のあの言葉も喋らせてみた。