霧箱を作ってみたいなあ

 放射線取扱主任者講習で、霧箱を使って放射線を捕らえる動画を観たら作ってみたくなったので調べてみた。箱内を過飽和状態にすれば言い訳だが、ピストンを引く膨張方式か、温度勾配を作る拡散方式の2種類が有るらしい。どう考えても膨張方式は却下なので、拡散方式にする。温度勾配としてはドライアイスを用いるのが多いようだが、ペルチェ素子を使った例もあるので、長く観賞用とするならペルチェだろう。ドライアイスよりも入手しやすいし小型のなら持っている。冷やしすぎても駄目らしく、温度勾配が大事なので、ケースもガラスのような熱伝達率の高そうなものよりもプラスチックの方が良いのかも知れない。理想的にはペルチェ素子の温度が高くなる方の熱を箱の上面にヒートパイプで持って行ければ良いのだろうか。
 線源としてはラジウムセラミックボールというのが売られているが、ちと高い。少量で良いので安いの無いかな。ラジウムアルファ線を出し、娘核種はベータ線ガンマ線も出す。

 霧箱ではないが、ウラン鉱石に紫外線を当てて光らせるのも綺麗そうだ。327nmの波長あたりが一番光るそうだが、秋月とかで売っている紫外線LEDは390〜415nm位なので、2番目に光る420nm辺りを狙うのが良さそう。