小山城址を観た

 浜松での夜間の仕事の後、2時間程度寝てホテルの朝食食べてチェックアウトした。家路に向かう途中に諏訪原城址と小山城址を観る計画だった。しかし諏訪原城址の最寄り駅を寝過ごしてしまい諏訪原城址は今回あきらめて、小山城址に向かうバスがある東海道線藤枝駅で降りた。駅からはバスで20分位だが、本数が少ない。帰りは静岡駅方面のバスが有ったのでそちらを使った。

 小山城址は余り下調べせず、武田氏築城の特徴で有る丸馬出があるという位しか知らなかった。バス停から少し歩くと小高い平山に天守が見えるので平山城の分類だ。横に川が流れ地形にも恵まれる。寺の入り口が城の入り口にもなっていて当時の搦め手口だった所から入る感じだ。寺の周辺には曲輪があったらしい。境内のソテツは日本3大ソテツとのこと。


 平山を上ると左に天守が見え、左前方に噂の丸馬出が見える。天守と丸馬出の位置関係が変だな、どう見ても右側の空き地が本丸だよなと思ったら、やっぱり天守自体は当時も無かったもので、どういう選択か今の場所に建てたらしい。大手門の横にはこれまた特徴的な三重の三日月堀があり、戦国期の平山城の、特に武田氏の城を観るには模範的かと。