Windows Phone Diginnos Mobile DG-W10Mの感想

 Windows10 mobileのアプリも含めたOSとしての出来は、Androidに比べて及ばない。予想していたよりもアプリの出来は悪い。地図アプリはGoogleマップではバスを含めた経路表示が出来るが、マイクロソフトの地図アプリは出来ない。地図アプリはスマートフォンには欠かせない機能だから、これで劣るのは厳しいだろう。まあ、アップルでも最初の地図アプリは悲惨たる代物だったから時が解決するかも知れない。電車経路アプリは乗換案内とナビタイムが有ったが、普段利用する駅探は無かった。Androidのナビタイムは使ったことは無いが、余り洗練された感は無い。アマゾンKindleのアプリは有るのだが、日本の書籍は駄目らしい。PC版のKindleでも同じような状況だった。PC版kindleのUWPアプリ化が成れば解決するのだろう。他社アプリはしょうがないにしても、自社アプリであるone noteもAndroid版の方が高機能だ。競合であるiPhoneAndroidと比べて残念ながらWindows10 mobileの魅力は低い。

 Diginnos Mobile DG-W10Mは低級機で、Continuumはもちろん、USBホストも付いていない。アプリの立ち上げ切り替えにも若干ストレスを感じる。ただ、値段は税込みで1万円を切るので、SIMフリーな端末としては良いだろう。デザリングでwifiルーター兼予備スマフォだと思えば安い。裏カバーが白黒青の3枚入っているので、好きなものを選べる。一応画面保護シートも入っていた。面白いのはFMラジオが聞ける。

 主目的であるUWPアプリの開発機としての使い方は出来た。最初はRaspberry PIに入れたWindows Iotと同じように、リモートコンピューターにしてIPアドレスを指定してデバックしてもエラーになる。Diginnos Mobile DG-W10MをUSBで繋いでデバイスで上手くいった。デバック開始してからDiginnos Mobile DG-W10M上で動くのは思ったよりも時間がかかる。