マンション管理士の現状

y_takeuchi2005-06-01

昨日は新規会員の為のオリエンテーションが有った。平日だし始まりが18:30からと、普通の勤め人にはキツイ時間のせいか人は少なかったが、会長さんが出席するとのことなので、土曜日ではなく平日の方にした。幸い今出向いている所はフレックスだったので、朝早めに出社することで対処できた。これが橋本の某準ゼネコン研究所だったら無理だっただろう。

マンション管理士の年齢層は非常に高齢だ。長く生きないと試験に合格出来ない訳ではなく、試験に受験する人自体が60代辺りが一番多い。私みたいに20代で合格して今30才になっても、主な管理士たちから見れば青二才もいい所である。
私が思うに、定年後の余生の過ごし方に、マンション管理を選ぶからではないかと思う。まだまだマンション管理士で現役の人が家族を食べさせるほど仕事を得ることが出来るのは、ほんの僅かだろう。時間的・金銭的に比較的余裕がある定年世代の人がマンション管理士の大多数を占める事は、マンション管理士会には幸いだったのだと思う。役所との交渉や会の運営の労務は、この様な人達の存在無しには無理だっただろう。私も出来る限り協力していきたいと思う。

マンション住民にとってマンション管理士の存在は、基本的には必ずプラスになる存在と断言出来る。管理会社だって営利を求める集団なので、あれよこれよと儲けようとする。例えば修繕積立金をかなり少なくして管理委託金が高い(→管理費が高い)場合だと、後々の修繕実施時に金が無くて一時金の徴収になるかも知れない。修繕だって管理会社が選ぶ業者だと、管理会社にリベートが流れる場合だと、相場より高い場合が多い。それ以外でも、管理規約の見直しや、管理の運営の助言・指導、大規模修繕計画の策定・サポートなど、住民側にあるマンション管理士の活用を是非検討して頂きたい。