フリーソフトなるものについて

PC初心者ならいざ知らず、多少PCを使いこなす人ならば幾つかのお気に入りのフリーソフトを使用していると思う。トータル性能は製品には敵わないが、痒い所に手が届くし、中には製品よりも優れているものがある。しかも無料である。

無料とする作者の意図は様々だと思うが、一応はフリーソフト作者の末席にいる私の場合は、社会への奉仕に近い。素晴らしいものをフリーソフトとして提供してくれる他の作者さんに見習っての行動だ。今の様な情報が溢れ、インターネットが商売への利用に積極的に使われるのと違い、niftyのフォーラムみたいに、昔は助け合いの場というかもっとモラルというものが有った。

「まるちたっぷ」なる、PDAにて携帯方式による文字入力を可能にするソフトの作者さんが、配布するモチベーションが著しく低下している理由が、改善や改良の要求する人の中に失礼な人が居るとのこと。フリーソフトシェアウエアと違い、無料で使わせてもらうのだから、例えそれで損害が生じても、決して作者に文句を言うことは許されないと思うし、機能の改善改良の要求などは丁寧に申し訳なく行うもので、ユーザーの当然の権利では無いのだが、それが判らない人間が多くなって来たということか。

私の場合は特にそういう要求は無かったが、動かないと聞いてくる場合で一番多かったのがVBランタイムが入っていないとか、古いというもので、ちょっと使う側が気をつければわざわざメールで聞く必要の無いものだった。