基礎工事。コンクリート流す前の点検

コンクリートに関連する度に思い出すのが、もう何年も前の話だが、東京工業大学で構造試験の際に、そこの助手の方が、コンクリートは難しい、この道に入らない方が良いよ、みたいな事を酒の席で語っていた。温度・湿度やその他、配合で強度が変わる事を指しておられたのであろう。当然、新築家の基礎もコンクリート。気になってしまう。
調べてみると、余り真夏はコンクリートを打つには良くない季節らしい。炎天下ではコンクリートは急激に乾いて、表面にクラックが入り易いとの事だ。対策としては上にシートを被せて養生し、水をかけたりするそうだ。
基礎上なら後からでもまだ何とか成るが、基礎は後からではやり直しは利かない。失礼は承知で、点検作業に同伴することにした。まあ、仮に良くなくても客の前では悪い事は言わないだろうが、問題なし。むしろ鉄筋等は綺麗に仕上がっていて(配置ではなく汚れらしい)、2ヶ月ぶり位にこのような仕上がりを見たと言っていた。雨降らなくても良いですねと相手方同士の会話の意味がその時は良く判らなかったが、後で朝方に雨の予報が出ているのを見て、この鉄筋の仕上がりなら、雨が降って洗い流してもらう必要も無いという意味なのだと気付く。この何日かは台風の影響で温度も多少下がりそうなので、コンクリートを打つには良かったのだろうか?。
そう言えば、地鎮祭の際に神主さんが渡していた奉鎮箱も埋めていた。何が入っているんだろう?。