里見八犬伝巡り。

今日の仕事は富津で夜間からなので、朝早く出発して宿泊する君津のホテルに荷物だけ預け観光する。館山に向かい館山城址を見る。思ったよりも城の面影は残っていない。館山藩の城というよりも南総里見八犬伝の方が前面に出ている。麓には八犬伝のモデルと言われる八遺臣の墓もある。

模擬天守八犬伝資料館といった感じ。

八遺臣の墓


館山を出て滝田城址に向かう。こちらは八犬伝の冒頭の主要舞台だ。館山からバスが出ているのでそれを使うが、降りたところから城址に向かう道標が無いので、メインの上り口を通り過ぎて郵便局付近の裏手から登る事となる。後から判ったが、こちらから登ると山城としての遺構が結構残っているのに、メインの登り道だと、ただのハイキングコースにしか見えない。

本丸の櫓台跡にたつ祠。展望台がある場所が本丸ではない。

展望台。犬掛の辺りからも見えた。

同様に犬掛古戦場方面も良く見える。写真中央に滝田城址の馬場と、川の対岸に支城があった丘らしいものが見える。この2つの城で、街道の実権を握っていたのだろう。

伏姫と八房の像。雲?に乗っているらしい。

滝田城址を出て犬掛合戦跡や義豊の墓等を訪れる。
春日神社麓の八房と狸の像。

犬掛の合戦に敗れた里見義豊らのお墓。

そのまま北上して岩井方面に向かい(徒歩)。富山の伏姫籠窟を見る。里見八犬伝自体が架空の話なので、こういうものが実在するのは観光客目的以外に無いだろう。その後、岩井駅に向かい、君津に戻りお仕事をして長い一日が終る。

伏姫籠窟。中には入れない。

岩井駅にも伏姫と八房の像が。