主な北海道の城は観れた

 室蘭での仕事は木曜に終わったが、荷物の発送などで金曜日の10時位までは室蘭に居た。特急北斗号を使って函館に向かい、五稜郭駅で降りて五稜郭に向かう。駅から少し離れているが、五稜郭タワーを目指して歩き、到着して五稜郭タワーの展望台から見た五稜郭の印象は「小さい・・」だった。考えてみれば名前のとおり郭だから城と比べるのも酷なものか。復元された奉行所を見た後に、レンタカーの予約時間まで時間があるので土方歳三の終焉の地を訪ねる。今の私の歳と彼が戦死した歳は同じだ。

五稜郭タワーよりみた五稜郭

復元された奉行所。この日は天候が変わり易く、先まで雨だったのに急に晴れる。

土方歳三の終焉の地。

 レンタカーを受け取り四稜郭に向かう。急ごしらえで作られたから土塁も低く、塹壕といった感じだ。四稜郭を出て松前に向かう。松前は遠くて函館から100km近くある。翌日の16時52分の飛行機で帰るので、朝から観光出来るように、金曜日中に松前に着いておきたかった。道中、咸臨丸終焉の地や白神岬に寄りつつ、松前に着く。

四稜郭。

咸臨丸終焉の地。 

白神岬。

 翌朝、松前城址を中心に観光。桜の名所だからその時期は多くの人が来るのだろうが、如何せん不便な場所だ。松前城址は海の船舶に対する攻撃拠点なので、従来の城と違い余り陸上戦は意識していないように思える。城址の後ろの寺町には重要文化財の寺門などの建築物がある。

北海道唯一つの天守閣(復元)。

小さくなっちゃって判らないけど、NEX3のパノラマスイングで撮った天守閣から海岸までのパノラマ写真。

重要文化財の寺門。

 松前を出て江差方面に北上。勝山館跡を観る。虎口等が復元されている。

 勝山館跡を出て館城跡に行く途中にナビに船のマークがあって近くまで寄ると帆船が居る。復元された開陽だ。開陽の沈没が無ければ函館戦争の行方もどうなっただろうか。まあ、単に戦争を長引かせただけで新政府が勝つだろうから、開陽の沈没は良かったのだろう。

 館城跡に着く。松前藩最後の城だが、城というよりは陣屋という感じで遺構として残っている土塁も高くない。それでもミニ資料館には地元の人の保存活動が盛んなようで良い印象だ。

 館城跡を出て戸切地陣屋跡に着くものの、疲れたので仮眠を撮る。此処も四稜郭と同じ構成だが規模は比較にならないぐらい立派だ。

 戸切地陣屋跡を出て志苔館跡に向かう。海辺に近いので海鳥の憩いの場になっていた。

 今回の旅行で会った主な猫たち。