Scilab xcosで騒音レベル波形を描かせる

 騒音レベル波形は生波形にA特性感覚補正をかけて時定数をかけるのだが、行っている事は1次のIIRフィルタを何度もかけているだけに過ぎない。アスキーファイルを読み込むブロックとグラフのブロックの間のごちゃごちゃしたのがその部分だが、A特性感覚補正は最初のDLRブロックで済んでいる。DLRブロックは伝達関数の分母と分子を設定すればいいので、ScilabでA特性感覚補正の伝達関数を作った。xcosからでも変数で設定しても読めるし、scilabの関数を使っても大丈夫らしい。


 A特性感覚補正の伝達関数の周波数応答。ナイキスト周波数を0.5とする横軸なので判りにくい。1kHzが減衰0dBになるようにゲインを調整する。

 次に来るDLRブロックの階乗ブロック以降が時定数回路で、小野測器などのHPで詳しい説明が載っている。判りやすさを優先して無駄なブロックがあるから、ゲインブロック等を使えばもう少しすっきりする。LOGの前で0.00001を足しているが、0が来るとエラーでとまってしまう為。
 適当な波形を描かせてみたのがこれ。EU値補正していないのでdB値は合っていないはず。形は合ってるっぽい。