Arduino Ethernetで躓く

 多分、初心者がEthernetに手を出す場合は、UNO辺りにEthernetシールドを載せるべきで、Arduino Ethernetに手を出すのは誤りだったのかもしれない。このボードはUSBポートが省かれているので、スケッチを転送するにはUSBシリアルアダプタを別途購入する必要があるが、初心者にはまだ難関が待っている。
 USBシリアルアダプタはMM-FT232というのを購入したが、これは7pinだがArduino側は6pinでかつ基盤にはpowerとか書いてあるものだから当初はPoEに関する端子だと思っていた。Arduino Ethernetの回路図から端子の並び順を確認するとArduino pro等と同じだった。
 MM-FT232の製品案内ページにはArduino proと直結されている画像もあるが、色々調べるとUSBシリアルアダプタのチップから組んでいる方々の情報だと信号線には抵抗を入れ、resetにはコンデンサを入れている。MM-FT232だとどうなんだと調べても中々詳細な情報がない。マニュアルを見ると安全のために信号線に200Ωの抵抗を入れることが推奨されているが、回路図を見てもresetにコンデンサは無い。ちなみに信号線はMM-FT232内でクロスされている事が判った。Arduino Ethernetの回路図を見直すとresetにコンデンサが入っていた。他のUSBシリアルアダプタ製品の情報から、MM-FT232の7pinの内、RTSは使わない事が判った。
 手元に小さい基板が無いので大きすぎる基盤で配線した。この基盤はブレッドボードを模した配線パターンになっているので、横一列に配線しないで済むので、素人には優しい。後で余分な分はカットする。ちゃんと無事にスケッチの書き込みと、USB給電が出来た。