秋月電子の「高感度マイクアンプキット」を買ってみた

 キットと言っても、マイクと線を基盤に付けるだけ。また、これに使われているコンデンサマイクとOPアンプ(LM386だったか。キットに使われているものとは別物)も買って、手作りとどの程度違うか確かめた。
 先ずはキットの方。Arduinoから5V電源を取ったが、ノイズが多い。別口のUSBから取ってみたが、変わらずノイジーだ。そこで電池で試すと、嘘のようにクリアに成る。

 次にブレッドボード上にコンデンサマイクとOPアンプ等の部品を挿してみて同じような構成を作ってみたが、何故か信号が来ない。調べてみると、LM386は出力を-端子にフィードバックさせていない。そういうもんなんですか?。

 下の写真の図で赤線で囲った部分を回路から排除すると、ちゃんと波形が出てくる。各種電源を取った時の音質はキットと変わらない。

 と言うことは、キットでも自分で組んでも音質的には変わらなそうだ。値段的には若干キットの方が高い感じ。手間とサイズと見栄えを思えばキットの方が良い。しかし気になるのは、使われているコンデンサマイクの周波数特性が3kHz辺りから平坦では無い。また、周波数特性では20Hzから描かれているが、仕様書では50Hzからが周波数レンシに成っている。値段が4倍だが周波数特性もいいWM−61Aを使いたいところだ。4倍といっても\100/4個が\200/2個と、値段が元々安い。