ネットブックの選択肢が増えてきた

EeePCの販売から半年弱、Atomを採用せず、枯れたVIA C7を採用して先行販売したHPのHP 2133に続き、即完売とは言え先週から販売が始まったWind Notebook U100、また、明日から販売が始まるEee PC 901-X、来月の中旬販売のAspire oneと選択の幅が増えてきた。

Atomを採用するHP 2133以外の3機種は大体同じ。大きく違うのはストレージで、SSDかHDDかの違いになる。最大メモリに関してはAspire oneが増設不可と分が悪いが、そもそもこの類の機種ではメモリ増設する必要は余り有るまい。

モバイル性を考えるとSSDが良いのだが、交換部品が入手出来なさそうなSSDを使うEee PC 901-Xよりは、普通なSATAを使う他機種の方が後々を考えると良さそうに思う。

無線に関してはEee PC 901-Xが他機種よりも秀でていて、Bluetoothがあるのはありがたい。

CPUのパワーさえ我慢すればHP 2133下位モデルが一番良いのは一目瞭然で、高解像度の液晶と、ExpressCard/54スロットを持つのは魅力だが、Atom採用機よりは大きさも重量もやや増えているのが、ミニノート的な用途で使うのか、持ち運び重視で使うのかで、Atom採用機かHP 2133かの分かれ目になるのだろう。

個人的にはDellのEシリーズとかいうAtom採用機がいいなあと思うのだが、いかんせん、詳細な情報と販売時期がまだ判らない。

Eee PC 901-X
SSD(Cドライブ4GB+Dドライブ8GB)
メモリ1GB(最大2GB)
USB 2.0×3、EthernetIEEE 802.11b/g/nドラフト対応無線LANBluetooth 2.0+EDR
1.1kg
最長約8.3時間
59,800円前後

Aspire one
SATA120GB
メモリ1GB
USB 2.0×3、IEEE 802.11b/g無線LANEthernet
約1.1kg
約3時間
54,800円前後



Wind Notebook U100
メモリ1GB(最大2GB)
SATA80GB
LAN、IEEE 802.11g/b準拠無線LAN、USB 2.0(3ポート)
約1kg
59,800円



HP 2133下位モデル
1,280×768ドット
VIA C7-M ULV 1.2GHz
Windows Vista Home Basic
DDR2-667 1GB
SATA 120GB
IEEE802.11a/b/g、1000BASE-T
ExpressCard/54スロット
約2.3時間
約1.27kg
59,850円