ICONIATAB-W500とiPadの違い

 ICONIATAB-W500を使ってみて1週間の感想。iPadはOSがマルチタスクと言えど1つのアプリが画面全体を占有するから、ビューワーとしての運用になりがち。ICONIATAB-W500はアプリ窓の自由にサイズや配置を変えられる。また当然マウスが使えるから、寝ながらの使用ではICONIATAB-W500の方が良い。文字入力はiPadの方が良い。当然、起動時間は比べ物にならないくらいiPadの方が速い。

 まあ、そもそも形は同じタブレットと言えど、フォーカスしている用途が違うのだから比べること自体がナンセンスだろう。iPadは大きなスマートフォン、ICONIATAB-W500はパソコンだ。iPadiPhoneはOS等は同じだが画面と大きさが違うから棲み分けも出来る。しかしICONIATAB-W500とノートパソコンは、どういう棲み分けをしたらいいのかと言うと難しい。なんせwindows7タブレットに最適化されたUIを持たないし、画面サイズもかぶる。画面を指で操作できる代わりにキーボードを失う事は、windowsパソコンにとってはデメリットの方が多い。

 windowsパソコンにとってタブレットパソコンはiPadなんかよりも昔からあって、結局のところ運用パターンもそこに行き着く。机の上で作業しない為のノートパソコンだ。キーボードにしてもマウスにしても、机があってのデバイスだ。タブレットパソコンは後からキーボードやマウスを追加できるが、ノートパソコンはタッチパネルを追加出来ない。だんだんと家庭向けのパソコンはタブレットタイプが主流になっていくような気がする。それがx86なのかARMかは判らないけど。

 ICONIATAB-W500自体は気に入っている。起動はssdのわりに遅い。休止状態からの起動も余り変わらない。スリープモードには何故か入れない。