Scilab Xcosでのバッファ

 Xcosでテキストデータを読み込み、伝達関数ブロックでIIRフィルタを掛けられたら、次なる課題はデサンプリングだ。デサンプリング後のナイキスト周波数以下を通すローパスを設ける必要もある。
 無いものねだりだが、やはりFFTブロックがあると良いのだが無い。バッファみたいな機能があれば出来る。最初はScilabで配列を宣言して、scifuncブロックで配列に値を入れるような記述を書いたが、反映されない。To workspaceというブロックを見つけ、これならいける!と思ったのだが、To workspaceブロックに値が放り込まれるのはXcosのシミュレートが終わった後らしい。To workspaceブロックで順次バッファに貯めてFROMWSBブロックで得たデータをscifuncブロックでFFTして描画させたかったのだけど、得られるデータが前回のシミュレート結果が延々と送られるだけなので駄目だった。まあ、用途としてはファイルを介さずにXcosやScilab間でデータをやり取りするだけだろうからそういう仕様なのだろうけど。
 To workspaceブロックで指定した配列は、例えばAという配列の場合はA.valuesで値が、A.timeで時間軸が収納されている。